WordPressの技術書の中でも、最も人気のある、
「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶWordPressの教科書」
シリーズの最新作である、「Ver4.x対応版」を読み終えました。
- CHAPTER 1 まず表示させてみよう
- CHAPTER 2 基本サイトの構築
- CHAPTER 3 ユーザビリティ向上
- CHAPTER 4 SEO対策
- CHAPTER 5 コミュニケーション
- CHAPTER 6 アクセス解析
- CHAPTER 7 SSLによるセキュリティ
- CHAPTER 8 発展的な機能を使う
- CHAPTER 9 プラグインを作成する
- CHAPTER 10 ハイパフォーマス化
- APPENDIX
どんな内容の本なのか簡単にですが紹介します。

本書ではビジネスサイトとして「パシフィックモール開発」というサイトを作っていきます。

テンプレートファイルの雛形やスタイルシートはすでに用意されているので、それをダウンロードして使います。

プラグインもダウンロードできるzipファイルの中に用意されているので、有効化するだけで準備することができます。

本書では固定ページをトップページとして使用することになっています。ビジネスサイトぽいですね。

「グローバルメニュー」と「ユーティリティ」という2つのカスタムメニューを作ります。

定番プラグインである「Contact Form 7」もばっちり勉強できます。

一通りサイトが形になったら、「ユーザビリティ向上」を目指し、いろいろな便利プラグインや機能をつかってサイトを充実させていきます。

ビジネスサイトではあまり需要の無さそうなコメントテンプレートの解説もあります。

よくあるソーシャルボタンの設置の方法もバッチリ解説があります。本書では有名なプラグイン「wp social bookmarking light」を使うのではなく、各サービスのボタンを1つずつコードを書いて設置していきます。

管理画面にGoogle Analyticsのアクセス解析が見れるプラグイン「Google Analyticator」の解説もあります。このプラグインは私は知りませんでした。

後半の方でようやく「カスタム投稿タイプ」と「カスタム分類」の解説がでてきます。本書では「Custom Post Type UI」プラグインを使ってカスタム投稿タイプとカスタム分類を作ります。

カスタムフィールドも勉強できます。

ちょっとしたプラグインの作成方法も学べます。

定番プラグイン「WP Super Cache」の解説もありました。
まとめ
「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書 Ver.4.x対応版」はWordPressでビジネスサイトを作るにあたり非常に解説が充実していると感じました。ただHTMLやCSSの説明はまったくと言っていいほど無いので、最低限HTMLやCSSを理解している必要があると思いました。
特にこれまでWordPressでブログしか作ったことが無い人が、ビジネスサイトの構築するために必要な知識を手に入れるにはうってつけの本だと思います。
巻末にはAppendixとしてWindows環境にxamppを入れてローカルでWordPressの開発環境を導入する方法も書かれているので、わざわざネット上のレンタルサーバなどを借りることなく勉強できます。
これからWordPressでビジネスサイトの構築を目標にしている人にとって、とても充実した1冊になってくれると思いますよ。